海苔のおはなし

磨きをかけた美味しい海苔を

口どけの良い食べ物って感動ですね。
私は、海苔屋に生まれたので、幼い頃から本当に質の良い海苔を食べる事ができました。
海苔にもランクがあって、最高級は口に入れるとスーッととろけてなくなります。
まるで、上等なヒレ肉か大トロの様です。
海苔は海からたくさんの栄養をいただき育っています。今でいうサプリメントの元祖でしょうか…

菊屋の味附海苔は、私の祖母が生み出した秘伝のタレで味付けした唯一無二の逸品です。
自慢の甘くない味付けは、毎日のお食事に合うようにおつくりしております。
熱々な白いごはんにピッタリです。
海苔は脇役と思われがちですが、菊屋の味附海苔は食卓の主役です。
そういえば、祖父は私に「海苔とご飯があれば生きていける…」とオモシロイ話をよくしてくれました。
その位、飽きのこない美味しさを、海苔は持っているんですね。
特に菊屋の味附海苔は・・・(笑)

毎年12月になると、兵庫海苔の入札が始まります。
12月は、初摘みや一番摘みといって、10月ごろに仕込んだ海苔網から一番初めに摘み採った非常に柔らかくて美味しい、スーパーエース級の海苔がたくさん入札にかけられる為、試食ができることが嬉しいです。
兵庫海苔といっても、収穫される浜によって、味・色・口どけは全く違います。
その中でも口に入れた瞬間、豊かな海苔の香が広がり、スーッと口どけがよく、
甘みのある海苔を選び入札します。
幸運にも手に入り、更に磨きをかけた美味しい海苔を皆様の食卓にお届けします。
私の気持ちの入った海苔をどうぞお召し上がり下さいませ。
そして「あー美味しいーっ!」と言って頂きたいです。

代表取締役 社長

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